
人民元相場を睨む市場、想定される影響は?…2010/6/21
人民元相場をにらむ市場、想定される影響
- 週明け21日午前の東京外国為替市場のドルの対円相場(気配値)は、中国が対ドルで固定していた人民元の弾力化を表明したことを背景に、人民元相場の動向をにらんでもみ合う展開となった。
- (市場の反応が比較的穏やかなものにとどまった理由について)「(人民元改革に向けた)地ならしと受け取れる発言が中国当局から出ており、織り込まれていた部分もあった」(シンクタンク)
- 「(人民元弾力化が)世界経済の安定成長につながるとみる投資家はドル買いを入れている」(FX業者)
- 「人民元弾力化の具体的な内容がまだ見えないため、どう対応すべきか見極めづらい」(別の邦銀)
- (人民元弾力化の発表を受けたドル売り・円買いについて)これは05年7月21日に人民元の切り上げが実施された際に大幅に円高が進んだことが市場関係者の脳裏に焼き付いていたからだろう。
- しかし、当時と今回とでは大きく異なる点がある。中国は05年7月21日に人民元の対ドルレートを一気に約2%切り上げたが、今回はあくまでも「柔軟性を高める」という方針を示しただけだ。また、人民元の1日の許容変動幅(上下0.5%)も変更はないとしているため、人民元の上昇はゆっくりとしたものになるとみている。
先週末の中国人民銀行の人民元相場の弾力化声明で、週明けのレートは大きく窓を開けた。本日の人民元の対ドル中間値に大きな関心が寄せられていたが、結果は何の変更もなかった。市場はリスク資産へ向かい、株価、資源国通貨は堅調だ。アップトレンドの豪ドルは80円台にのせた。
堅調な豪ドルは、最近の人気通貨だ。下記は、相場が下がったら分散して「買い」、上がったら順次「売り」を自動で繰り返せるマネースクウェアジャパンの豪ドルの売買状況。緑は新規、オレンジが決済、色の濃さが成立件数を表している。78.4円~78.7円で買い、78.9円~79.5円で売りが多数成立している。(編集部)
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