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ドル/円上昇、マネーは欧州から米国に流入…2010/4/1
ドル/円上昇、マネーは欧州から米国に流入
  • 中長期投資家の間では、前日終値ベースでドル/円が18カ月移動平均線を上抜けしたことが話題になっているという。上抜けしたのは2007年8月以来。テクニカル分析では、ドル/円の下値が堅くなる可能性が高いとされる。
  • 米長期金利の今後の動向について、「世界的な株高で出口戦略が模索される中、債券から株にシフトしようと考える投資家は多い。ただ、欧州市場が落ち着きを取り戻していないため、グローバルなマネーは欧州から米国に引き続き流入するだろう。これらを考えれば、米長期金利は4%程度が上限とみている」と岡三証券・外国債券グループ・グループ長の相馬勉氏。

世界の外準に占める円の比率は3四半期ぶり低下、ユーロ離れは大きく進まず | Reuters

  • (東京市場では)前日からの円安の反動もあり、朝方は円買いが強まる場面も見られたが、新年度入りで日本の機関投資家による外貨建て資産投資が期待される中、円の売り意欲は強かった。
  • 一方、日本銀行が発表した企業短期経済観測調査(日銀短観)はほぼ予想通りで、相場への影響は限定的となった。

円が年初来安値に接近、外貨建て資産投資期待が圧迫-短観予想通り | Bloomberg

ギリシャ問題の不透明さに対して良い結果を出している米経済指標を好感した相場がドル高トレンドを形成。ただ、欧米がイースターホリデー入りすることと、明日に米雇用統計発表を控えてポジション調整の要素も見逃せない。(編集部)

米雇用統計はフタを開けなければ分からない
  • ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査によると、3月の米雇用統計では非農業部門雇用者数が18万4000人増加したと見込まれている。予想通りなら 2007年以来で最大の純増幅となる。
  • クレディ・アグリコル銀の斎藤氏は、ADP統計の結果を受け、米雇用統計に対する期待は若干後退しているが、「もともと予想にばらつきがあり、大雪や政府の臨時雇用といった特殊要因があるため、今回の数字でトレンドが出るとは思えない」と指摘。

円が年初来安値に接近、外貨建て資産投資期待が圧迫-短観予想通り | Bloomberg

  • ADPの発表後、指標算出の実務を手がけたマクロエコノミック・アドバイザーズのジョエル・プラッケン会長が電話会見で「特別要因を考慮すると2日の雇用統計はあっさりと強いプラスの数字が示される可能性がある」との見方を示したこと、米ホワイトハウスのバートン報道官が同日の会見で、3月雇用統計の内容にかかわらず「われわれには依然としてやるべきことがたくさんある」と発言したことなども、雇用統計が強含みになるとの見方を支えた。

短観受け株買いに安心感、新年度入りで銀行勢が国債買い | Reuters

ADP雇用統計が予想外の減少であったにもかかわらず、本日の米ドルは堅調だ。予想にばらつきがあっても期待できる材料が見つかっているということか。

FXユーザーはどんなポジションでいるのだろう。『外為どっとコム』で現在の米ドル/円の注文状況ポジション比率を見てみた。※4月1日19:00/1時間毎に更新 会員専用。(編集部)


出典:外為どっとコム 外為情報ナビ

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