
円に売り圧力、日銀の追加緩和観測で…2010/3/12
円に売り圧力がかかりやすくなっている
- (東京市場では)米国株式相場の上昇や日本銀行の追加緩和観測を背景に、円に売り圧力がかかりやすくなっている。
- 「日米の株価が堅調に推移していることに加えて、日銀の追加金融緩和の話が出ており、円の魅力が薄れていると指摘。」(東海東京証券金融市場部トレーディンググループマネージャー、二瓶洋氏)
- 前日の米株式市場ではS&P500種株価指数が2008年10月以来の高値で取引を終了。
- この日の東京株式市場では、日経平均株価が続伸して取引を開始しており、投資家のリスク許容度回復が意識されやすい面もある。
- 日銀による追加緩和観測を口実に投機筋が円売りしやすい環境のなか、ユーロ/円が2週間ぶり高値となる124円前半に上値を伸ばした。
- 菅財務相は、為替相場について「市場のことは市場が決める」としたうえで、「円が強すぎては困ることもある」と発言した。
ユーロの急激な下落が一旦収束、市場がリスク資産に向き始めているらしい。資源国通貨の豪ドル、カナダドルが堅調だ。株高も円安に繋がる。来週の日銀政策決定会合で追加の量的緩和が決まると、ドル/円は特に大きく動きそう。(編集部)
ユーロ・円が「なべ底」
- 「(ユーロ・円は)119円台後半で下げ切れずに、3月に入って上昇基調が強まっていることから、チャート上で『なべ底』を形成する格好になっている」(上田ハーロー外貨保証金事業部の山内俊哉マネージャー)
- 山内氏は、ユーロの上値めどとして、年初来高値の134円38銭から、安値の119円66銭までの下落幅の38.2%戻しにあたる125円28銭を予想。
- 「ユーロに関する悪材料はかなりの程度織り込まれたのではないか」(外国系金融機関)
- 外電が伝えたサルコジ仏大統領の「弱いユーロは支持しない」発言も、「目先ユーロを下げにくくしている」(市場関係者)との指摘があった。
長めのスパンでチャートを見ることを忘れないようにしたい。大きな流れの中の小さな動きに冷静に対処する為だ。日本企業の年度末で円買い需要もあり、来週の米FOMCと日銀の政策会合の結果もあり…。年度末をきっかけに投資戦略を見直し・確認するのも良いかもしれない。
ユーロ/ドルの日足でスパンモデルとスーパーボリンジャーを表示したチャートを載せてみた。大きな流れと小さな動きを把握しやすい。(編集部)
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