
豪ドルが対ユーロで10年ぶり高値…2010/2/16
豪ドル上昇、利上げ期待も高まる
- ユーロ/豪ドルは12日の安値を下抜け、一時1.5252豪ドルと2000年以来10年ぶりのユーロ安/豪ドル高水準をつけた。
- 対米ドルでも29日以来2週間半ぶりの高値を更新した。市場では、調整的な豪ドルの買い戻しが引き続き指摘されている。
- 本日公表されたRBA(豪準備銀)議事録を背景に利上げ期待が台頭。
- 市場ではギリシャやスペインを始めとしたユーロ圏経済への懸念が高まってきている。そのため、これらの国の財政への不透明感が増すようであれば、リスク志向が後退。高金利通貨としての豪ドルから安全資産としての円に資金が流入することも予想される。
豪ドルが強い。次回のオーストラリアの政策金利は3月3日に発表される。現在の3.75%でも、中長期スタイルのレバレッジ2倍の運用で年利7.5%になる。次回、4%への利上げが実行されると、レバレッジ2倍で年利8%、レバレッジ3倍で年利12%の運用になる。FXユーザーの買いポジションが膨らんでいるのも納得できる。
為替リスクと上手く付き合いながら、じっくり運用したい通貨だ。(編集部)
ギリシャ問題不透明、期待感薄れるEU財務相理事会
- きょうのEU財務相理事会については「ギリシャ救済で具体策が出てくるとの期待は乏しいため、何も出なくてもユーロが急落することはなさそうだ」(大手銀行)。
- 15日のユーロ圏非公式財務相会合でも「必要ならユーロ圏の安定を守るため確固とした行動の用意がある」(ユーログループ議長)との抽象論にとどまり、議論はもっぱらギリシャの自助努力を促す方向に向かった。
- 午後2時前後から全般にリスク・オンの動きが強まっている。「EU財務相理事会でギリシャ救済策が出ないとの見方でリスク・オフを進めてきた向きが利益確定にかかっている。ギリシャ問題でのリスク・オフのステージはいったん終了しつつある」(セントラル短資FX執行役員営業本部市場営業部長、武田明久氏)。
市場は既に、昨日来のEU財務理事会には期待していなかった。具体策が出なくても「がっかり」ではなく「やっぱり」だ。EUの財政には依然として不透明感がくすぶり、ユーロは「売られる通貨」なのだ。
一方、「今がお買い得」でもあるようだが、まだまだ下値リスクはあるという。リスクヘッジと立ち回りの良さがポイントになりそう。(編集部)
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