
ソブリンリスクの波及、円買いのうねり…2010/2/5
ソブリンリスクの高まり、リスク回避の円買い
- (ソブリンリスクの高まりで)問題となっている国の国債ばかりでなく、欧州各国の株価下落に連鎖し、さらに米国、日本など他の株式市場にも波及するとともに、外為市場ではユーロの大幅下落を通じてリスク回避の動きから円が買われるという大きなうねりも発生した。
- 「今回の株安・円高はギリシャやポルトガル、スペインなどのユーロ圏内の財政状況をめぐる警戒感を背景に、リスクマネーの巻き戻しが起きたことが主因だろう。欧州とは直接関係のないようなブラジルの株価や金価格が下落しており、リスクマネーが流れ込んでいた市場から資金が一斉に引き揚げられたことが分かる」(明和証券・シニアマーケットアナリストの矢野正義氏)
- (外為市場では)高金利通貨を中心に、これまで買い上げられた通貨が売られる一方で、円とドルに買いが集中した。特にきょう発表の1月米雇用統計が強含みとなって、株高/円安が進みそうだとの見方から売りが先行していた円は急反発。
- 基準通貨ドルに対する主要16通貨の騰落率は東京時間5日午後5時現在、日本円が上昇率1.31%で一位を記録した。一方、下落率の一位はオーストラリアドルで1.85%だった。
激しいリスク回避の嵐が吹き荒れている。米ドルは日本円に対しては弱いが、他の通貨に対しては弱くない。
豪ドルの下げが激しい。リスク回避の嵐の中、FXユーザーの豪ドル買い意欲は旺盛だとか。
今夜の22:30の米雇用統計の発表を控え市場は様子見ムード。いつもなら結果が相場を大きく左右するが、欧州不信・ソブリンリスクの高まりの方が影響度が大きそうな気配。
この週末はアメリカの金融規制や人民元の切り上げ等の議題が満載のG7にも注目が集まっている。
相変わらずドラマチックな為替相場が続いている。複数の通貨ペアの動きを一画面で表示するチャートは相場を俯瞰する時に便利。6画面で日足を表示してみた。(編集部)
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