マーケットをイッキ読み
米失業保険申請件数は改善、日本の11月失業率は悪化…2009/12/25
クリスマスで薄商い、昨夜の米経済指標は改善
  • 前日の海外市場では11月の米耐久財受注が増加し、新規失業保険申請件数が減少したため、景気回復期待が高まりドルの下値は限定的となった。ただ、対ユーロではこれまでの値上がりを受けたドルの利食い売りに押された。
  • 「きょうもドル堅調地合いを予想するが、輸出企業の売りでこのところの(ドルの)高値は92円の手前で抑えられているので、上値は引き続き重いだろう」(外為アナリスト)

ユーロ1.4370ドル付近、クリスマス休暇明けはドル売り再開との声 | Reuters

本日はクリスマス休暇で、メインは東京市場のみ。それも目立った動きはなさそうだ。ただ、突発的なニュースがあれば、急激な変動の可能性も否定できない。市場では休暇明けのドルの動きが注目されているようだ。
薄商いの時期に無理なトレードをせずに市場分析の好機としよう。(編集部)

日本の11月失業率は5.2%、消費は鈍化
  • 総務省が25日発表した労働力調査によると、11月の完全失業率(季節調整値)は5.2%と前月から0.1ポイント上昇した。
  • 「(10月までの失業率の低下は)労働市場の改善を示すものとは別問題で、職探しをあきらめる非労働力人口の増加が主な要因」「今後は景気が二番底に陥らないことで、逆に職を求める人が増加し、これが皮肉にも失業率を押し上げるだろう」(バークレイズ・キャピタル証券の森田京平チーフエコノミスト)
  • 内閣府が需要側と供給側の統計を総合して指数化した消費総合指数は、10月に前月比0.1%上昇と9月の同0.6%上昇から鈍化した。
  • 11月の景気ウオッチャー調査によると、3カ月前と比べた景気の現状判断DIは33.9と、前月から7ポイントの低下と01年8月以降で過去最大の下げ幅を記録。

11月失業率は5.2%、4カ月ぶりに上昇-有効求人は改善 | Bloomberg

目立った動きのない本日の市場で、唯一注目材料だった本邦の経済指標発表だったが、影響は限定的だという。直近ではなく、来年の大きな流れをつかむための材料だ。
以下に日本の失業率の推移のグラフを載せてみた。(編集部)

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