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G20の景気刺激策の継続方針でドル安、豪の景気動向好調…2009/11/10
G20の低金利政策と景気刺激策の継続が足場にドル安
  • 「G20で確認された低金利政策と景気刺激策の継続を足場に、ある程度はリスクを取るという方向が定まり、その中でドル安が進行している」(三菱UFJ証券・為替課長の塩入稔氏)
  • 「(ドルの)90円にはそれなりの大きなオプションがあると聞いている。これをにらんで上がれば売る、下がれば買うという取引が中心で、ドル/円に方向感がでづらい」(都銀)との意見が聞かれる。

ドル90円はさみ一進一退、90円ちょうどのオプションを意識|ロイター

ドル安がますます進行し、リスク選好でユーロや豪ドルなどが上昇。弱い米ドルがトレードの餌になっていることは確実なようだ。ユーロ/ドル、豪ドル/ドルでトレードするFXユーザーが増加している模様。
米ドル不信は金価格の高騰も生んでいる。これには各国が資産を弱いドルより確実な金で持つ傾向に動いているという壮大な要因も関わっているとか。先ごろインドは6億トンの金を購入したそうだ。6トンの金…6トンの砂利ならイメージできるけれど…。金の高騰は米ドルが信用を取り戻すまで続きそうだ。(編集部)

豪10月の企業景況感指数は6年ぶり高水準、追加利上げ浮上
  • オーストラリアの銀行大手ナショナナル・オーストラリア銀行(NAB)が10日発表した10月の豪企業景況感指数は約6年ぶり高水準近くとなった。
  • オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)が12月に3カ月連続で利上げを実施す余地が拡大している。
  • 「調査結果は現在の景気動向が予想以上に良好であることを示している」「企業の景況感改善は続いており、非常に広範囲にわたるものとなっている」(NABのチーフエコノミスト、アラン・オスター氏)

豪州の10月の企業景況感指数が回復、約6年ぶり高水準近辺|Bloomberg

OECD (経済協力開発機構) によると、オーストラリアの食品価格は2000年以降43.1%上昇したそうだ。インフレ抑制のために利上げが必要とする豪政府の発言がよくわかる。
本日、アジア時間の正午時点では、豪ドル、ユーロともに利食い売りが入った模様で、下落。上昇が続いた後の調整の時期かもしれない。追加利上げの可能性が強まる中、押し目買い局面か。(編集部)

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