ポンド円が大幅下落、オープンレートから-2円以上…2009/9/25
ポンド円が大幅下落、オープンレートから-2円以上
- 午前の取引で英ポンド/円が急落。一時144円前半と5月以来4カ月ぶり安値を更新した。24日東京市場の高値から下げ幅は5.2円に達した。
- 英ポンドが全面安となっていることが主因だが、対円相場で個人投資家が損失確定の売りに動くストップロスを狙い、投機筋が売り仕掛けを活発化させたことが大幅な下げにつながった。
- 「くりっく365」を運営する東京金融取引所によると、24日現在の英ポンド買い/円売り建て玉の買い残は2005年7月のサービス開始以来最大を記録。
- 業界大手の外為どっとコムも、英ポンド/円の買い持ちは前日現在で8月初旬の3倍程度と急速に増えていた。
- 証拠金関係者によると、英ポンド/円を買い持ちにしていた個人のストップロスは、146円付近から144円後半にかけて集中。まとまったストップを巻き込めば大きく値幅が取れると読んだ投機筋のターゲットとなった。
相場を動かすのは直接的な経済指標や要人発言ばかりでは無いのだ、とあらためて思う。下がった→高値買いになる可能性は無い→買い!!という王道(?)を歩むなら、心を鬼にしてストップを入れておきたい。 記憶が定かではないが「投資は悲観の中で生まれ、混乱の中で成熟し、楽観で崩壊する」というような名言があったような…。(編集部)