平均足(コマ足)でトレンドを見つける vol.2

前ページでご紹介したように、平均足は上昇トレンド・下降トレンドが顕著に現れる便利なチャートだ。今回は平均足チャートの活用法を見てみよう。

上の図はエース交易「エースでねらえ！FX」の平均足チャート。このチャートをじっくり観察すると、次のような事が見えてくる。

• 上昇トレンドでは陽線（赤）が連続、下降トレンドでは陰線（青）が連続する。
• 上昇トレンドが強い時は陽線の上ヒゲが長い。
• 下降トレンドが強い時は陰線の下ヒゲが長い。
• 陽線に下ヒゲが出ると下降に転じる可能性が高い。
• 陰線に上ヒゲが出ると上昇に転じる可能性が高い。
• 実体（長方形の部分）が短くなってくるとトレンド転換の前兆。
• 非常に短い実体の上下にヒゲが出た形（コマ）がトレンド転換のサイン。

上記のように、平均足は初心者にもトレンドの方向と転換の前兆が見えやすいチャートなのだ。この平均足チャートと他のテクニカル指標を併用すると、さらに相場分析の精度を上げることができる。

例えば、トレンド系のテクニカル指標のボリンジャーバンドや移動平均との併用では価格の変動幅やトレンド転換のサインが把握しやすくなる。オシレーター系のストキャスティクスやRSI等との併用で、買われ過ぎ・売られ過ぎのサインを見つけることができる。

平均足に対応している各チャートを一覧にした。大きく分けると平均足チャート上にテクニカルを表示できる高機能タイプ、平均足チャートとローソク足を並べて表示するシンプルなタイプになる。いずれも、ボリンジャーバンドとストキャスティクスを表示させた。

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平均足(コマ足)でトレンドを見つける

• vol.1　カリスマトレーダー愛用のテクニカル
• vol.2　テクニカル指標と平均足で相場を捉えよう

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