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ドル上値は限られる、豪ドル利上げ期待加速…2010/4/20
米ドルの上値限定的、GS問題くすぶる
  • 「米金融大手ゴールドマン・サックスが証券詐欺で訴追された問題の影響は一服した。きょうは利食いをこなしながら上昇基調を保つだろう」(FX業者)
  • 92円台半ばからの上値追いについては「テクニカル的に円安に行くか円高に行くかの節目だ」(別のFX業者)

ドル円、92円台後半で推移 | 時事ドットコム

  • 市場では、米証券取引委員会(SEC)が16日、米ゴールドマン・サックスを証券詐欺罪で訴追したことが引き続き話題となっている。東京市場では、GSの訴追は米国での選挙対策に過ぎず、本格的かつ米金融・証券業界全体を網羅する証券犯罪摘発の流れには至らないとの見方が多い。
  • 「GSの問題は今週中いっぱいくすぶるとみており、結果的にドルの上値は93円がいいところだろう」(みずほコーポレート銀行・国際為替部のマーケット・エコノミスト唐鎌大輔氏)

東京外為市場・正午=ドル92円後半で上値が重い、GS訴追問題くすぶる | Reuters

GS訴追で週明けに大きな窓を開けた相場が落ち着きを取り戻した。大手企業の決算発表を22日のオバマ大統領の金融規制改革についての演説の意味は大きそう。

今夜、NY時間にはバーナンキFRB議長とガイトナー財務長官の「リーマンブラザーズ破綻について」の議会証言がある。これにも相場は敏感に反応しそうだ。(編集部)

豪ドル利上げ期待加速、7月利上げ予想92%
  • 「金利調節を遅らせないのが賢明」「金利は平均をやや下回っている、今後一段の利上げが必要に」「4月利上げ、金利正常化プロセスの一環」「さらに利上げが必要」「労働市場は引き続き改善、雇用意欲も強まっている」(RBA:豪準備銀議事録)

マーケットニュース | ひまわり証券

  • オーストラリア準備銀行(中央銀行)は、国内の鉱業ブームがインフレに拍車を掛けるとの懸念こそが、2週間前に政策金利を「一段と正常な水準」に向けて引き上げ、年内の追加的な動きを示唆した主な理由だと説明した。
  • 利上げは過去6回の会合で5回目。同行は景気加速に伴い、追加利上げを示唆している。
  • マッコーリー・グループのエコノミスト、ベン・ディンテ氏 (シドニー在勤)は「年内に一段の引き締めが必要になるだろう」とみている。「豪中銀がトレンドを上回る成長に言及し始める時が、2011年に現在の中立の水準を超える引き締めが必要であることを示す主なサインになろう」

豪中銀議事録:鉱業ブームが利上げの主因、インフレを懸念 | Bloomberg

資源国のオーストラリアは相変わらず強い。世界的な株とコモディティの上昇と呼応するように上昇を続けている。豪ドルはFXの人気通貨だ。少し下がったら買い…の押し目買いで上昇待ちというユーザーが多いのではないだろうか。毎日付与される政策金利(4.25%)を反映したスワップも中長期運用には悪くない。

ブルームバーグによると5月の利上げ予想は26%、7月の利上げは92%の確率だとか。(編集部)

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